「営業職ってノルマや残業があって大変そう」
「自分の今のスキルで営業職で働いていけるのかな？」
営業職はノルマや残業なども多いイメージがあり、魅力がないと感じるかもしれません。営業職への転職を検討していても仕事内容の実態がわからず諦めてしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、営業職の魅力ややりがい、仕事内容について転職支援実績数1,200人以上の経験を持つ株式会社Re.AMの財津が詳しく解説します。さらにおすすめの営業職や営業職の基礎、キャリアアップについても取り上げます。
この記事を読むことで営業職の魅力を理解し、今のキャリアをさらにスキルアップさせながら成長できる転職のヒントを得られるでしょう。
営業職の魅力やスキルアップについて詳しく知りたい方はRe.AMの個別面談サポートをご活用ください。
株式会社Re.AM 財津 敢生
・人材紹介事業 1,200名以上キャリア支援経験
・ファイナンシャルプランナー2級 取得
・証券外務員1種 取得
・建築施工管理 経験3年
・元設計士 経験2年
内容
営業職の魅力とは
ここでは営業職の魅力について3つの項目に分けて、以下の内容について詳しく解説します。
- 顧客との関わりがもたらす充実感
- 成果が評価される環境
- 多様な業界との出会い
順番に見ていきましょう。
顧客との関わりがもたらす充実感
営業職における顧客との関係は重要であり、関わりがもたらす充実感はとても大きいです。
顧客との良好な関係を築くことは営業の充実感だけでなく、人間関係の充実感ももたらしてくれます。
親密度が高くなると新しいビジネスの話が舞い込んでくることもあるため、自身のキャリアアップにつながる可能性が高いです。
営業職における顧客との関わりは仕事の充実感とキャリアの成長をもたらす大きな魅力となるでしょう。
成果が評価される環境
営業職の特徴は、成果が数字として評価されることが多い職種という点です。
企業には各々の評価基準が設けられており、自分が他者と比べどのくらいの成果を挙げているのかの指標になります。
成果を数字として可視化することで評価に直結するため、高い評価を得た場合は昇進や昇給につながります。昇進とスキルアップは営業職の魅力の1つです。
営業職は目に見える形で成果が評価されるため、自身のモチベーションを高く保つことができる環境といえるでしょう。
多様な業界との出会い
営業職は限られた業界ではなく、多様な業界との出会いがある仕事です。
日々、多くの顧客と関わりを持つ機会があるため、人間関係も自然と広がります。
営業職における多様な業界との関わりは人生のヒントを得られたり、自身の価値観を広げてくれたりする効果が期待できます。営業だけでなく人間としてのレベルアップも可能です。また、常に多方面で重宝されるように情報収集や分析が重要です。
営業職での多様な業種のニーズに応えることで、柔軟な対応ができます。一業種の営業のみに留まらず、常に視野を広げ自身の可能性を高めながらキャリアアップも目指しましょう。
おすすめの営業職種5選
ここでは以下のおすすめの営業職5選について詳しく解説します。
- 不動産営業
- 法人営業
- IT営業
- 医療機器営業
- 金融営業
順番に見ていきましょう。
不動産営業
不動産営業は大まかにマンションや戸建て、新築の物件といった高額な商品を売買する専門性の高い仕事です。
不動産営業の具体的な仕事内容は、次のとおりです。
- 売買仲介営業：個人や法人の売買成約の仲介
- 住宅販売営業：自社で建てた住宅や所有する土地などを販売
- 投資用不動産営業：第三者が収益を生み出すための物件を売買
- 賃貸営業：売買ではなく個人や法人に対して行う賃貸仲介
不動産営業における一般的なイメージに、売買仲介営業と住宅販売営業があります。共通点は顧客のニーズに合わせた物件の紹介です。投資用不動産営業は顧客自身が使用する目的ではなく、収益を出すための売買になります。
不動産営業は専門性が高く商品が高額なため、根気強い営業活動が求められる、やりがいのある職種といえるでしょう。
法人営業
法人営業は企業や団体に対してモノやサービスといった商品を提案する仕事です。自社商品を提供するため他部署との連携がとても大切です。
法人営業の取引商材と営業スタイルの具体的な特徴は次のとおりです。
- 取引商材
- 有形商材:モノを扱い不動産や服など
- 無形商材:形をもたないサービスや情報、人材派遣など
- 営業スタイル
- 新規開拓営業：新規顧客を対象に提案・販売を行うため営業力が結果を左右する
- 既存顧客営業：既存顧客に継続的に新たな価値を提供する必要がある
法人営業の取引商材には有形商材と無形商材に分かれ、営業スタイルも新規開拓営業と既存顧客営業に分類されます。どちらの営業スタイルで商材を扱う場合にも、充分な商品知識を持ち提案することが重要になります。
法人営業は多業種と関わり人脈を作ることができるため、大きなビジネスチャンスに巡り合える可能性がある仕事といえるでしょう。
IT営業
IT営業とはITに関連するシステムや、サービスといった商品を提案する仕事です。企業の課題や問題点を効率よく解決に導くための手助けを行うため、様々な知識やスキルが求められます。
IT営業の商材にも法人営業と同様に有形・無形商材があります。具体的な特徴は次のとおりです。
- 有形商材:自社製品のサーバーやハードウェア。商品に対しての魅力を伝えられるかが営業の鍵
- 無形商材:システムやコンサルティングのように形のないものをサービスとして提供。 企画とプレゼンテーション能力が必要
IT営業における有形商材は、顧客ニーズに応じた自社製品を組み合わせ商品として提案します。一方で、無形商材は形のない商材を提案するため商品に対しての専門知識がより必要になり、顧客に魅力やメリットを伝えなくてはなりません。
IT営業はIT関連の知識はもちろんヒアリング力や提案力、管理能力も求められるため厳しさもあります。しかし、経験を積み努力を続けることで大きな達成感を得られる仕事と言えるでしょう。
医療機器営業
医療機器営業とは、自社の医療機器を医療機関に提案する仕事です。検査や治療に使う大型の装置から、日常的に用いられる医療品まで幅広く手がけます。
医療機器営業の具体的な内容は、次のとおりです。
- 医療機関への訪問営業
- 医療従事者への製品説明
- 導入後のサポート
- 手術時の立ち合いサポート(手術用機器の場合)
医療機器営業は医療現場に足を運び営業活動を行うため、体力と根気強さが求められます。
日々進歩し続ける医療の知識を身に着ける必要があるため、苦労も大きい職業です。しかし、医師を始めとするスタッフとともに医療に携われるやりがいのある仕事です。社会貢献度も高く、今後も需要の高い仕事といえるでしょう。
金融営業
金融営業とは個人や法人に対して金融商品の提案を行う仕事です。お金を扱う仕事なので経済を支える需要が高い仕事といえるでしょう。
金融営業の具体的な特徴は次のとおりです。
- 個人営業：個人に対しての営業、商材はローンや生命保険など
- 法人営業：企業や経営者に対しての営業、金融商品の提案や資金調達
個人営業の商品は車・教育のローン、生命保険や損害保険等を扱い個人との関わりやコミュニケーションが重視されます。一方で、法人営業は融資や資金調達等を扱い企業や団体のトップを相手にするケースが多いため、より高度なプレゼン能力が必要です。
金融営業は金融知識が身に付くのはもちろん、個人営業は個人の生活に寄り添いニーズに合わせた商品を提供します。また、法人営業は企業の発展に貢献できるやりがいのある仕事です。
Re.AMでは、営業職への転職をお考えの方へ無料キャリア相談を行っております。営業職の具体的な魅力や、あなたに合った職種選びについて、経験豊富なキャリアアドバイザーが丁寧にサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。
営業職の基礎とスタートアップ
ここでは営業職の基礎とスタートアップについて3つの項目に分けて、以下の内容について詳しく解説します。
- 必要な心構えと知識
- 学習方法とリソース
- 成功する準備の進め方
順番に見ていきましょう。
必要な心構えと知識
営業マンの心構えで最も必要なのは、自信と顧客ファーストの考え方です。心構えが整っており、商品知識が充分にある人ほど成果を出している傾向にあります。
営業マンとして必要な心構えは次のとおりです。
- 自分の自信
- 組織に対する自信
- 商品やサービスへの自信
- 顧客優先の考え方
営業を行う上で自分自身に対する自信は良い営業成績につながります。さらに、所属する組織や商品に対しての自信も持ち、商品やサービスの提案をしていきましょう。
まずは自信を持つために、小さな努力の積み重ねをするのが効果的です。自分自身の課題を1つずつクリアすることが結果的に組織への貢献につながります。顧客ファーストを念頭に置き営業スタイルを磨いていくのが効果的です。
学習方法とリソース
営業職にはいくつかの学習方法があり抑えておきたいポイントが存在します。
営業職で良い結果を残すには商品の提案力や顧客とのコミュニケーション能力、高いヒアリング力などが求められるため日々学習が必要です。
営業職の学習方法で最も効果的なのは現場での実践を積むことです。フィードバック後のインプットやアウトプットを繰り返し行うことで、価格交渉や顧客の懸念解消など様々なケースに対応可能な力が身に付きます。さらに、書籍やセミナーでの学習も効果的です。
学習方法には様々ありますが、どの手段も自身の営業マンの価値を高めてくれます。勉強を怠らず身に付けた知識を現場でフル活用できる人間が一流の営業マンになれるのです。
成功する準備の進め方
営業活動を成功させる上で成功の鍵を担っているのは、顧客ニーズの把握です。どのような仕事でも事前準備は大切と言われていますが、営業活動も例外ではありません。
顧客が何を求めているのかを知ることで最適な商品の提案ができ、営業活動を成功へ導きます。
顧客ニーズには顕在ニーズと潜在ニーズがあり、一般的にニーズと言われるのは表面上の顕在ニーズです。事前準備では顧客自身も自覚していない潜在ニーズをコミュニケーションによって深く掘り下げ、商品を提供することが求められます。
営業職は顧客ニーズの把握だけでなく、多くの事前準備が必要な仕事です。常に自身の営業スタイルを試行錯誤し、何度もイメージトレーニングをすることで成果につながるでしょう。
実践で磨く営業スキル
ここでは実践で磨いていく営業スキルについて3つの項目に分けて、以下の内容について詳しく解説します。
- 信頼構築の極意
- 戦略的データ活用
- リーダーシップの育成
順番に見ていきましょう。
信頼構築の極意
営業スキルの多くは実践で磨かれ、信頼構築も重要スキルの1つです。
営業活動において顧客の信用を勝ち取るには実践が最も効果的です。実践で得た顧客からの信用が、長期的な信頼へと発展して今後の営業活動の幅を広げてくれます。
信用を得るのに意識すべきポイントは次のとおりです。
- 第一印象を整え相手に好感を持ってもらう
- 時間や期日などの約束を守る
- 対等な立場で話し合いができる
- 仕事だけでなくプライベートの話もできる
信用を得るための意識として当たり前に見えるかもしれませんが、当たり前のことを正確に実行できる人間が信用を得られ将来的な信頼を勝ち取れます。事前学習も大切ですが信頼構築を実践で学び自身の営業力を高めていきましょう。
戦略的データ活用
営業職において活動の効率化や生産性の向上には戦略的データの活用が必要不可欠です。戦略的データの活用は競合他社との差別化を図る際にも最適で、自社の売り上げ向上を期待できます。
戦略的データの活用は顧客ニーズを把握しやすくし課題が明確化されます。さらに、営業ノウハウの属人化も防ぎ組織全体のレベルを上げ、競合他社に劣らない営業スキルが身に付けられるでしょう。
営業スキルは経験と学習によって培われるものであり、ベテランの営業マンと新人ではスキルに大きな差が生じます。しかし、ベテランの過去の営業データを分析し成功例や失敗例を基にノウハウ化することで、組織全体のスキル向上につながります。
営業活動において事前準備は成功のカギです。戦略的なデータを有効活用し競争が激しい営業職で結果を出していきましょう。
リーダーシップの育成
組織を成長させるためにはリーダーとしてチームを引っ張っていける人材の育成が必要です。
リーダーの存在がチームのバランスを保ち、部下のモチベーション向上につながります。効果的なコミュニケーションを円滑に進め、より質の高い営業戦略の立案と実行が可能です。
リーダーには、方向性や課題を提示し同じ目標に向かうビジョンを明確化する役割があります。部下一人ひとりと向き合うことで、全員が高い意識を持って行動できる環境を築けるでしょう。
優れたリーダーはチームを同じ方向に導き、大きな成果をもたらしてくれます。計画的なリーダーシップの育成は組織の発展に必要不可欠です。
営業職のキャリアパス
ここでは営業職のキャリアパスについて3つの項目に分けて、以下の内容について詳しく解説します。
- 成長へのステップアップ
- 様々な専門分野
- マネジメントへの道
順番に見ていきましょう。
成長のステップアップ
営業職における成長へのステップアップには様々なキャリアプランが存在します。仕事において将来的に自分がどのような人物になっていたいかを明確にしながらプランを組んでいくことがおすすめです。
営業職におけるキャリアプランと仕事内容は次のとおりです。
- 社内で成長：営業マンとしてのスキルを磨きプレイヤーから管理職への昇格
- 大手企業への転職：より条件の良い企業や他業種に転職し第一線でプレイヤーとして活動
- 独立・起業：組織に属するから独立をし、より可能性を広げる
営業マンとしてスペシャリストになると、キャリアプランの幅が広がります。過去の実績から部下の指導などを行う管理職になるケースや、現状よりも待遇の良い企業への転職も可能です。
営業職におけるキャリアプランは様々ですが、まずは一流の営業マンになることがキャリアアップの近道です。自分自身の将来像を明確にし、現状何が足りていないのかを認識しながら業務をしていきましょう。
様々な専門分野
営業職で培った知識や経験は様々な専門分野に活かすことができます。同じ会社の中でも他部署への異動、他業種への転職と多岐にわたり活躍が期待できるでしょう。
高いコミュニケーション力や企画力、プレゼンテーション能力が営業職では身に付きます。他部署や他業種においても求められるスキルなので経験を活かしキャリアアップも可能です。
営業職は顧客のニーズを把握し解決に導くための商品を提案するため、主に企画・商品開発、コンサルティングなどの業界で活躍が期待できます。さらに顧客や組織の人との関わりが人事業務にも活きます。
営業職の経験は様々な専門分野に活かせますが、まずは現状の業務に懸命に取り組みスキルアップにつなげましょう。キャリアアップをしていく上では、自身の特性を理解し必要なスキルを身に付けることが必要不可欠です。
マネジメントへの道
キャリアパスの1つにマネジメントへの道があります。マネジメントとは、営業組織全体の目標達成に向けて、人材育成やリソース配分、スケジュール管理などを統括する重要な役割です。
マネジメントを通して人の成長やモノの管理、スケジューリングを行うことで、組織が効率よく成果を上げられます。
モノを売る場合は自身が売るのではなく、メンバーに販売力をつけなくてはなりません。販売力を付けるには個々のメンバー成長を促すための育成が必要です。さらにプロジェクトの管理も大切で品質や予算、納期などの把握は必要不可欠になります。
営業職でマネジメントへの道を目指すのであれば、まずは自身が実績や経験を積む必要があるでしょう。様々なケースに対応する力を身に付けて、組織全体を把握できる視野を持ち合わせた時に、マネジメントへの道が切り開けます。
転職成功への実践ガイド
ここでは転職成功への実践ガイドについて3つの項目に分けて、以下の内容について詳しく解説します。
- 不安解消のポイント
- 自分らしい営業像
- 選考突破の戦略
順番に見ていきましょう。
不安解消のポイント
転職はスキル不足や知識不足が不安の原因になります。適切な対策を行えば、自信を持って転職活動に臨むことが可能です。
多くの転職希望者は実務経験不足によるスキルや知識不足から、自分を過小評価してしまうケースが多く見られます。
不動産営業はコミュニケーション力やヒアリング力、企画力のスキルが必要です。実務経験が乏しい場合、周りとの比較が一層自身への評価を下げがちとなり不安につながります。
スキルや知識は日々の業務や事前学習で身に付けられる部分もあります。転職先の業界で必要なスキルや知識を身に付けることが不安解消につながるでしょう。
自分らしい営業像
営業職においても自分らしさを持つことは大切であり、結果として自分らしい営業像につながります。自分らしさとはなにかを明確にし実践を積んでいきましょう。
自分らしさとは、自分が大切にしている価値観や得意分野のことを指します。営業職への転職を成功させるためにも、自分の長所を活かせる働き方を知っておくことが重要です。
例として、寄り添いの精神があります。営業職における寄り添いの精神は顧客と深いコミュニケーションをとり、一人ひとりにあった商品やサービスの提案です。
自分らしい営業スタイルはお客様にも自然と伝わり、信頼関係の構築や成果につながりやすい傾向があります。自分の長所を理解して、自分らしさを持った営業像を築いていきましょう。
選考突破の戦略
営業職で選考を突破する戦略にはいくつかのポイントがあります。企業に求められる人材を把握し戦力として尽力できるかがカギです。
企業が求める能力は次のとおりです。
- 高いコミュニケーション力
- プレゼンテーション能力
- ヒアリング力
これらの能力は、日々の業務や自己研鑽を通じて着実に向上させることが可能です。さらに面接では、自分を採用した時のメリットを志望動機でアピールできるのも１つの戦略になります。
企業は成果を上げる必要があり、貢献できる人物を求めています。自己分析を行い、自分の強みと企業の求めているものが合致しているかが選考突破へ重要となるでしょう。
まとめ 営業職でやりがいのある新しいキャリアを実現しよう
営業職には不動産からIT、医療機器まで、様々な専門分野があります。共通するのは顧客との信頼関係構築や戦略的なデータ活用など、多様なスキルが求められることです。キャリアプランを明確に描き、必要とされるスキルを身につけましょう。
営業職の経験がもたらしてくれる充実感は大きく、営業マンとしてだけではなく将来的な管理職やマネジメントなど、様々な可能性が広がります。現状に満足していない人や転職を検討中の人にとって、大きな成長の機会のある仕事です。
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