「営業未経験でも不動産営業へ転職して成功できるかな?」
「不動産営業で売れるコツを知りたい」
異業種から未経験で不動産営業に転職しても「売れる不動産営業マン」になることは可能です。しかし、営業スキルや成功への具体的なポイントがわからず、未経験での転職に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、転職支援実績数1,200人以上の経験を持つ株式会社Re.AMの財津が、売れる不動産営業マンに共通する5つの特徴と、未経験からでも成功するポイントを解説します。
この記事を読むことで未経験転職の不安が解消し、不動産営業で成功するためのヒントを得られます。転職を検討している方にとって、次の一歩を踏み出す自信となるでしょう。
不動産業界に関する詳しい情報や転職に向けた具体的アドバイスが必要な方は、Re.AMの個別面談サポートをご活用ください。
株式会社Re.AM 財津 敢生
・人材紹介事業 1,200名以上キャリア支援経験
・ファイナンシャルプランナー2級 取得
・証券外務員1種 取得
・建築施工管理 経験3年
・元設計士 経験2年
不動産営業で売れる人の5つの共通点
不動産営業で売れる人は、以下の共通した5つのスキルを持っています。
- 徹底した情報収集力
- 顧客ニーズの把握力
- スピーディーな対応力
- 的確な物件提案力
- 粘り強い交渉力
それぞれのスキルについて見ていきましょう。
徹底した情報収集力
売れる営業マンは顧客ニーズに対して迅速な提案をするために、多くの物件に関して徹底した情報収集を行います。
主な調査内容は以下のとおりです。
- 立地状況(特に交通アクセス)
- 周辺環境
- 災害リスク
最寄り駅からのアクセスや公共交通機関についての立地状況は物件の利便性に直結します。商業施設や教育施設、医療施設などの周辺環境は快適な生活に欠かせない情報です。過去の災害履歴やハザードマップ状況など災害リスクへの情報は安全性の判断に欠かせません。
また、独身・子育て中・老後など顧客のライフステージに応じて優先される情報が異なります。さまざまなニーズに応えられるように情報収集を徹底しましょう。
顧客ニーズの把握力
成約率の高い営業マンは顧客の潜在的なニーズを把握できています。顧客との対話を通じて、表面的なニーズだけでなく本質的なニーズを汲み取れるからです。
例えば、予算を抑えたいというお客様に対して優先順位やこだわりなど的確なヒアリングで本質的なニーズを把握し、最適な物件を提案します。
顧客のニーズを聞くだけでなく、その背景にある悩みや希望を把握することが、顧客の本質的なニーズを満たす提案につながるでしょう。
スピーディーな対応力
不動産営業では顧客からの問い合わせに対してスピーディーに対応できる力が不可欠です。問い合わせに対するレスポンスが早いほど、信頼が得られやすくなります。
好条件の物件は競合が多く早く取引が成立する傾向にあるため、売れる営業マンほど顧客への対応がスピーディーです。
問い合わせだけでなく、物件情報の提供や内見の日程調整などもスピーディーに行うことで、より顧客との信頼関係が深まりやすいでしょう。
的確な物件提案力
売れる営業マンは顧客の希望条件を満たしながら、現実的な提案をすることができます。
顧客の希望条件と現実のギャップが生じた際に、その中でも顧客が満足する物件を提案できることが競合他社との差別化につながります。
予算や立地などの希望条件に加えて、ライフスタイルや今後のライフステージの変化まで考慮した物件選びが重要です。
顧客の希望条件だけを満たして提案するだけでなく、優先順位を整理した現実的な提案が成約につながるでしょう。
粘り強い交渉力
顧客との信頼関係を維持しつつ、取引を成立させる粘り強い交渉が売れる営業マンに求められます。不動産の購入は顧客にとって人生の中で大きな買い物であるため、決断に時間がかかります。
一方的なセールスではなく顧客の立場に立ちながらも、適切な提案や説得力のある説明で決断を促す交渉が必要です。
顧客の不安や懸念を一つひとつ解消しながら、適切なタイミングで顧客の決断を後押ししましょう。
異業種からの転職者が成功するためのポイント
異業種からの転職であっても、不動産営業で成功を収めることができます。さまざまな経験が不動産営業で強みとして活用できます。
ここからは、異業種経験を不動産営業で活かすための具体的なポイントを見ていきましょう。
前職で培ったコミュニケーション力の活用法
前職がどのような職種であっても、人との関わりの中で身につけたコミュニケーション力は、不動産営業で大きな武器になります。例えば、接客業での顧客対応経験や、営業職での提案力などが活かせます。
不動産営業は顧客との信頼関係を構築することが最重要です。住宅購入は人生の大きな決断であり、顧客は信頼関係を築ける営業担当者との取引を好む傾向にあります。
顧客との対話を通じた情報収集やニーズの把握、交渉にはコミュニケーション力が欠かせません。
これまでの経験で培ったコミュニケーション力を、不動産営業でも自信を持って活かしましょう。
前職の顧客管理スキルの活用
どの業界でも実践している顧客管理の経験は、不動産営業でも非常に重要です。前職のデータ管理や顧客フォローのスキルを応用することで、効率的な営業活動が可能になります。
売れる営業マンほど多くの顧客を担当する傾向にあるため、ヒアリングした希望や好みなどの情報を顧客ごとにデータ管理することが必要です。
整理されたデータによって、成約のチャンスを見逃さずにタイミングよく情報提供や提案を可能にします。
顧客管理スキルを活かした効果的な営業活動は不動産営業の成功につながるでしょう。
業界の基本ルールの押さえ方
不動産営業への転職後には不動産業界特有の知識や取引の流れを理解する必要があります。
社内外での信頼につながるため、着実な知識習得が欠かせません。多くの不動産会社が未経験者向けに充実した研修制度を整備しており、必要な要素を学ぶことができます。
研修で習得できる具体的な知識やスキルは次のとおりです。
- 基礎知識
- 商品知識
- 法律知識
- 営業スキル
- ビジネスマナー
研修によって不動産業界で働くうえで必要となる専門用語や不動産取引の流れ、法律知識をわかりやすい講義で学ぶことが可能です。また、売れる営業マンの基本となる営業ノウハウやビジネスマナーも習得できます。
企業が提供する研修を上手に活用することで、不動産営業に必要な知識とスキルを効率的に身につけることができます。異業種からの転職後でも早期の戦力化につながるでしょう。
不動産市況を味方につける時期
不動産市場は季節や経済状況によって大きく変動するため、不動産市況の特徴を理解した営業活動が重要です。
一般的に春が最も売れやすい傾向です。入学や進学、転勤などライフイベントが重なり、物件の動きが活発になります。
また、金利が低下傾向である場合、ローンの利息負担が減少して予算を抑えられるため、購入の決断につながりやすくなります。経済ニュースなどの日常的なチェックは重要な情報収集です。
不動産市況を味方につけた営業戦略を立てることで、効率的な活動が可能になるでしょう。
異業種経験を活かした面接術
転職面接では、異業種での経験をどのように不動産営業へ活かせるか具体的に伝えることが重要です。異業種経験を活かしたスキルをアピールできれば採用担当者に好印象を与えられます。
不動産営業に活かせる経験は前述したコミュニケーション力や顧客管理スキルだけでなく、問題解決力や提案力、前職での専門知識などです。
多くの方が経験の中で身につけたスキルが不動産営業に活かせると認識していないかもしれません。転職活動する際には、これまでの経験で身につけたスキルの見直しをおすすめします。
Re.AMでは不動産業界が未経験の方への転職支援を積極的に行っています。ご自身の経験が不動産営業に活かせるか迷われている方は、Re.AMのキャリアアドバイザーにLINEにてご相談ください。
成功する不動産営業マンへのステップアップ術
不動産営業での成功は、段階的なスキルアップの積み重ねによって実現します。
ここでは、入社後の時期ごとの目標と、成長のためのポイントをご紹介します。着実なキャリアアップを図りましょう。
入社1ヶ月:基礎知識の習得と環境適応期
入社直後は不動産業界の基本的な知識や営業スキルの習得に加えて、職場環境に慣れることが最初のステップです。多くの企業が入社後に研修を行っており、新たな知識習得に最適な環境です。
例えば、大手不動産会社のタマホームは、これまでの経験やスキルに応じたカリキュラムを設定し、業務に必要な研修を受講できます。またオープンハウスでは、各社員の役職やステージに応じた研修が行われます。
入社後1ヶ月間は、不動産営業で成功するために必要な基礎力を確実に身につけましょう。
入社3ヶ月:物件提案ができる実践期
基本知識を身につけた後は、顧客が求める物件を提案できるように実践的なスキルを磨く時期です。成約するためには顧客のニーズを引き出した適切な物件の提案が重要です。
研修が終わり、先輩社員の商談に同席する機会が増えるため、営業ノウハウや交渉術を学べます。また上司同席のもと顧客へ提案する機会では、提案後のフィードバックを受けてスキルアップが可能です。
お客様のニーズに合わせた物件提案ができるように実践的なスキルを吸収しましょう。
入社6ヶ月:単独で成約を取れる独り立ち期
入社して半年が経過する頃には、物件案内から契約までの一連の流れを覚えて、独り立ちを目指します。単独で成約できるためには、十分な知識とノウハウの習得は欠かせません。
単独での商談が多くなり、顧客への提案内容や交渉状況に対する上司からのフィードバックも、より成果を意識した実践的な内容になるでしょう。
成約を取れる機会も増え、さまざまな成功経験から自分自身の営業スタイルを確立していく重要な時期です。
入社1年:安定して成果を出せる成長期
入社して1年過ぎる頃には、さまざまな経験から安定した成果を上げる営業マンと期待されます。経験と知識が充実して独自の営業スタイルが確立し、これまで以上の大きな成長が見込まれるためです。
情報収集にとどまらず、市場動向や競合物件の分析などを活用した説得力のある提案ができる段階です。
この時期には複数の物件を同時進行で扱いながら、月間売上1,000万円以上を目指せる営業力が備わっています。
安定した成果は社内評価を上昇させ、昇給や今後のキャリアアップへ有利になるでしょう。
入社2年以上:後輩指導ができるリーダー期
入社2年目以降は、自身の成果を上げながら後輩の育成指導にも携わる立場になります。自分の成果だけでなくチーム全体の成果を上げることが求められます。
これまでの経験を活かした新人営業への適切なアドバイスや、チームを牽引するリーダーシップが必要です。
不動産営業マンとして成功するためにも仕事の幅を広げるスキル習得やキャリアアップを見込んだマネジメント力を高めていくと良いでしょう。
まとめ 不動産営業への転職であなたも売れる営業マンへ
不動産営業が未経験の転職でも売れる営業マンとして成功するチャンスは十分にあります。売れる営業マンは5つの共通したスキルを持っています。
- 徹底した情報収集力
- 顧客ニーズの把握力
- スピーディーな対応力
- 的確な物件提案力
- 粘り強い交渉力
異業種からの転職でも前職で培った経験やスキルを活かしながら、不動産業界特有の知識やスキルの確実な習得が成功のポイントです。
入社後の各段階で求められる能力を意識し、計画的なステップアップで売れる営業マンを目指しましょう。
未経験から不動産営業で売れる営業マンを目指したい方は、不動産業界から未経験の方への転職支援を積極的に行っているRe.AMの個別面談サポートをご活用ください。
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