「営業未経験の自分でも不動産営業に挑戦できるかな」
「未経験から不動産営業への転職は何歳まで可能なんだろう?」
不動産営業は高収入を見込める職業の1つですが、未経験から挑戦する際の不安や疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。
不動産営業は未経験でも挑戦可能であり、20代と30代が転職しやすい職種です。未経験であっても、さまざまな業界で培われる経験や知識を活かしやすい職業です。
本記事では、未経験で不動産営業へ転職する際に押さえておきたいポイントを、転職支援実績数1,200人以上の経験を持つ株式会社Re.AMの財津が解説します。
また、中途採用で企業が求める年齢などの求人像や転職が可能な理由、経験が活かせるポイントをまとめています。
さらに20代と30代で転職した具体的事例を紹介しているため、同年代で未経験から不動産営業への転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
不動産業界や年齢について、より詳しい情報や転職に向けた具体的アドバイスが必要な方は、Re.AMの個別面談サポートをご活用ください。
株式会社Re.AM 財津 敢生
・人材紹介事業 1,200名以上キャリア支援経験
・ファイナンシャルプランナー2級 取得
・証券外務員1種 取得
・建築施工管理 経験3年
・元設計士 経験2年
内容
不動産営業の年齢制限は実際どうなのか
不動産営業への転職は、特に20代・30代が最も参入しやすい時期です。
ここでは、法律面と大手不動産会社の採用に関する実例から不動産営業の年齢制限は実際どうなのかを解説します。
法律上の年齢制限はあるか
採用活動における年齢制限は禁止されています。厚生労働省によると、雇用対策法により企業は労働者の募集・採用の際、年齢を理由とした制限を禁止されました。
年齢制限が禁止されているため、不動産業界でも「年齢不問」といった求人内容で採用活動が行われています。また、不動産営業で必要となる宅地建物取引士(宅建士)の資格取得にも年齢制限はなく、年齢に関係なく挑戦できる業界です。
年齢制限は禁止されていますが、長く働ける人材を求めている企業が多い傾向にあります。20代・30代の若い世代が転職しやすい環境といえるでしょう。
大手不動産会社の採用基準と特徴
大手不動産会社の採用基準は人物重視の傾向があり、未経験者でも積極的に採用しています。
企業の採用方針として、長期的な視点から20代から30代を中心に採用するケースが一般的です。
人物重視の採用で評価されるポイントは以下のとおりです。
- コミュニケーション能力
- 成長意欲
- 誠実さ
- 目標達成意欲 など
お客様との信頼関係を構築するうえで必要な能力や成長へのポテンシャルを重視されます。大手不動産会社の1つであるタマホームでは人物重視の採用を行っており、お客様へ誠実に向き合える人物が求められます。
またオープンハウスでも人物重視の採用が行われており、中途採用者の約90%が未経験からのスタートです。
未経験でも不動産営業に転職できる理由
未経験で不動産営業に転職できる理由は以下の4点です。
- 不動産業界が未経験者を求める背景
- 営業未経験でも活かせるスキル
- 研修制度で補える知識とノウハウ
- 即戦力よりも人物重視の理由
それぞれの内容について見ていきましょう。
不動産業界が未経験者を求める背景
不動産業界は慢性的な人材不足に直面しているため、未経験者でも採用するケースが増えています。
不動産営業は、成果に応じた報酬体系である成果主義が一般的です。
成果主義の特徴から企業は「成約を取れるかどうか」という視点で、仕事に対する「やる気」や「目標達成意欲」などを経験以上に重視します。
未経験者でも成果を出せるポテンシャルがあれば採用されやすいでしょう。
営業未経験でも活かせるスキル
営業未経験者でも実は不動産営業に活かせるスキルを多く持っています。不動産営業で最も重要なのは単なる営業力だけでなく、お客様との信頼関係をていねいに構築していくことだからです。
営業未経験者が不動産営業に活かせる主なスキルは次のとおりです。
コミュニケーション能力や問題解決力、提案力、情報収集力といったスキルは営業以外の仕事でも身につけることができます。しかし、多くの方は自身が持つこれらのスキルを、営業に活かせるスキルとして認識していないかもしれません。
不動産営業へ転職活動を考える際は、これまでの経験の中で身につけたスキルを見直してみましょう。不動産営業に活かせる強みが見つかるかもしれません。
研修制度で補える知識とノウハウ
多くの不動産会社では、未経験者向けに研修制度を整備しています。未経験である不安を解消して挑戦できる環境です。
研修制度で補える具体的な内容は次のとおりです。
研修内容は、不動産に関する基礎知識・商品知識・営業スキル・法律知識・ビジネスマナーなどの構成です。不動産営業として必要な知識や用語、振る舞い方などを習得できます。
また、現場でも実務を通じたスキルアップとしてOJTによる研修が一般的です。座学ではなく先輩社員や上司の指導を受けながら、実践的な営業ノウハウを習得します。
未経験者であることの不安を払拭するような充実した内容の研修を提供されています。主体的に学んでいくことで実力を高めて活躍できるでしょう。
即戦力よりも人物重視の理由
不動産営業の採用では、即戦力よりも人物重視です。商品となる不動産はお客様の人生に関わる大きな買い物であり、営業担当者との信頼関係が購入する際の決め手の1つにもなるためです。
不動産購入における信頼関係の重要性から、企業は誠実な対応や顧客の立場に立った提案ができる人材を求めています。家を買うニーズがあるにもかかわらず営業担当者の対応が悪ければ、競合企業に相談され成約のチャンスを失いかねません。
企業が求める人物像からも、未経験から不動産営業に挑戦しやすい環境といえるでしょう。
Re.AMでは不動産業界が未経験の方への転職支援を積極的に行っています。不動産業界の求人状況についてさらに知りたい方は、Re.AMのキャリアアドバイザーにLINEにてご相談ください。
未経験からの不動産営業転職の実態と可能性
未経験から不動産営業へ転職した人の実例があると、転職へのイメージを膨らましやすいでしょう。
ここでは20代と30代で転職した人の具体的な成功事例を紹介します。
20代転職者の具体的な成功事例
旅行代理店に勤めていた27歳女性の事例です。旅行代理店では、店頭での接客をはじめ商品企画にも関わっていたとのことでした。
不動産営業に転職した現在、商品企画で積み上げた顧客ニーズにマッチした提案力や課題解決力を発揮し、お客様からの信頼を得られているようです。
また、店頭で接客していた経験がお客様対応に活きており、職場内でも高く評価されているとのことです。
前職で培ったスキルが、お客様からの信頼獲得につながることも多いため、未経験でも転職して成功できるチャンスは十分にあるでしょう。
30代転職者の具体的な成功事例
運送業で働いていた33歳男性の事例です。将来の収入面が不安となり、未経験でも年齢関係なく実力次第で高収入を見込める不動産営業へ転職したとのことでした。
面談の際には未経験でも活かせる強みとして、運送業時代に行った業務改善の提案や外国人労働者のマネジメント経験などをアピールしていたようです。
転職後は面談でアピールした強みを活かし、お客様のニーズを汲み取った提案やていねいなフォローから信頼関係を築いて成果につなげているようです。
不動産営業は前職で得たスキルを活かしやすいため、これまでの経験を見直してみてください。強みとして認識できたスキルは、面談時のアピールや転職後の営業スキルとして役立つでしょう。
不動産営業で活かせる異業種での経験
不動産営業では、さまざまな業界の経験を強みとして活かすことが可能です。どのように不動産営業で活かせるかを解説していきます。
営業職経験者
どの業界であっても営業職を経験している人は、不動産営業でも今までのスキルを大いに活用できます。
お客様との商談では、引き続き顧客ニーズを引き出すヒアリング力や提案力、交渉力が重要です。複数の物件で判断に迷っている場合、ヒアリングからポイントを押さえた解決案を提案できるでしょう。
これまでの営業スタイルを不動産業界に適応させることで、お客様との信頼関係を構築しやすくなります。
営業職経験者であれば、積極的に不動産営業へ挑戦することをおすすめします。
接客業
常に対面での接客経験をしてきた顧客対応力は不動産営業にとって大きな武器です。接客業同様に不動産営業でも、お客様との対話を通じたニーズの整理は重要なスキルです。
整理された情報からお客様の要望に対して、理想の物件をマッチングできるでしょう。接客業で得た顧客満足度向上のスキルは、お客様との信頼関係の構築に大いに活かせます。
顧客との信頼関係の構築が重要な不動産営業と親和性が高く、十分活躍できるでしょう。
金融関係
金融業界での経験は、住宅ローンや不動産投資などの専門知識が役立ちます。物件の提案だけでなく、資金計画に対するアドバイスやお客様のお金の相談にも対応が可能です。
銀行で住宅ローンを取り扱った経験がある場合、住宅ローンの借入を利用するお客様に、営業担当者として頼もしさを与えることができます。
また、金融業界では不動産用語に触れる機会が多く、転職後の不動産業界特有の知識や用語に対して理解が早いでしょう。
金融関係から不動産営業への転職は親和性の高い知識や経験が多く、異業種からでも入りやすい業種です。
建設業や建築業
建築や施工に関する知識があることは、不動産物件の提案や説明において大きなアドバンテージです。お客様の物件に関する疑問に専門知識を活かして、専門的な視点からアドバイスを与えることができるため、信頼性が向上します。
これまでの建設側で培った物件の構造や設計に関する知識は、他の不動産営業は簡単に手に入れることができません。この専門知識は不動産営業における大きな強みとなります。
建設業や建築業で得た専門知識は、不動産営業において信頼構築に直結する強力なスキルです。不動産営業と関係の深い業種でもあり、転職へ挑戦しやすいでしょう。
小売業
小売業で培ったスキルも不動産営業に直結します。お客様のニーズを的確に把握して選んだ商品を販売するスキルが活かせます。
商品の説明力は、物件の内覧時に間取りや部屋などを魅力的に伝えることができ、お客様の購買意欲を高めることに活かせるでしょう。
また、お客様との会話を通じてニーズを把握し、適切な物件を提案することで信頼関係を築いていけます。
小売業での販売スキルを活かして物件の魅力を最大限に伝える力は、不動産営業として活躍できる要素として十分です。
事務職
事務職で培った正確な書類作成や管理能力は、事務的な業務に役立ちます。
不動産営業は不動産の契約を決めるまでが仕事ではありません。契約成立後も物件の引き渡しまで一貫して手続きやフォローが求められます。
契約書の作成には、必要な情報を専門部署へ正確に伝える必要があります。また、住宅ローンの融資契約を伴う際は、融資日に合わせたスケジュール設定と円滑な手続きのフォローが必要です。
正確な事務はお客様との良好な信頼関係を最後まで維持することに寄与します。事務職での経験は不動産営業への転職後も十分に活かせるでしょう。
まとめ 未経験から不動産営業への転職で新たな未来を築く
不動産営業は20代・30代が転職で採用されやすい傾向であり、未経験から十分活躍できる職種です。これまでのキャリアで培った経験やスキルを活かせます。また、企業も未経験から活躍できるように充実した研修内容を整備しています。
これまで培ったスキルや経験による自分の強みを把握して不動産営業へ転職し、新たな未来を築きましょう。
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